いちからなし

新米梨農家のあれこれ

新梢を誘引してみました

新梢管理とは何をやるの?

そもそも、新梢って、何?

 

なんてレベルの私ですが、ついに手を出してみました。

 

と、いうのも、所属している女性梨農家の会で研修があり、面白いおっちゃんから話を聞けて好奇心がそそられたからです。

 

ちなみに、新梢とは、早い話が

「この春新しく伸びてきた枝」で、

葉もたくさん出ている訳ですが、する~っと長く伸びているものが将来枝になるので、こいつが新梢です。

 

空に向かって真っすぐに伸びる枝。
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とても気持ちの良い図ではありますが、これでは来年の花芽がつかないそうです。

 

写真で斜めになっているのが、昨年の枝。まっすぐ上に向いているのが新梢。
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これを、紐をかけて引っ張ります。

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真上に向かっていた枝が、少し斜めになりました。

 

本当は倒したいところですが、他の枝もあって混みあっているのと、今の時期にあまり無理に引っ張るとパキッと折れてしまう可能性があるので少~し斜めにしてやる程度。

(研修では、どんどん倒せ~と言われましたが。)

 

これだけでもやっておくと枝の先端の成長点からホルモンが降りやすくなり、花芽が着きやすくなると同時に、今度の冬に剪定するときにひっぱりやすくなります。

 

冬になっても、無理に引っ張るとバキッといきますから。

 

 

こっちの枝も引っ張ります。
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何本か、パキッとやってしまったので、気を付けないと。

 

 

余談。

園主さんが園地に植えて放置してあったニンニクが、花を咲かせました。
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初めて見ました、ニンニクの花!

ちゃんと、ニンニクの香りを放っていました。