いちからなし

新米梨農家のあれこれ

パッド貼り

梨は、見た目重視です。

 

見た目がきれいな物は、高い値段で売れます。

 

キレイな丸、キレイな色、キレイな肌・・・

 

そこで、なるべく傷がつかないように、クッションテープで保護します。

 

うちで使っているのは、こんな感じのものです。

長~いシート状の保護シールを、好きな幅に切って使います。
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借りている園地の被覆線は、梨が当たっても傷がつかないように加工されているのですが、その他鉄パイプは、傷がつきます。
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↑これ、既に傷ついてるかも!!

 

そうっと実を持ち上げて、クッションテープを張ります。
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こっちは、枝に当たっています。

これでも、傷がつきます。

実を成らせている木に当たって傷がつくなんて、自爆というか、なんというか。
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傷になっちゃ嫌よ~。
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この作業、収穫までの間、何度も何度も園地を回って行います。

実が大きくなるにつれ、あっちにもこっちにも当たってくるので。

 

今にも当たりそうな所は、先読みと称して既に張ってしまったりもしていますが。

 

クッションテープを張る事を、「座布団を敷く」という表現をする農家さんもいます。

梨、様様です。

 

どうぞ、座布団にお座りくださいな。