植え終わった幸水の苗ですが、ジョイント作業を始めました。
まず、道具は何が必要か?
- 接木ナイフ または 小さいカンナ
どちらでも良いそうです。
やり方を見せてくれた先輩農家さんはカンナを使っていましたが、私たちはジョイント自体初めてなので、両方試しに使ってみよう、と両方購入しました。
接ぎ木ナイフは片刃。私がするなら左利き用も必要だったので、この際、購入。
右利き用に比べ、左利き用接ぎ木ナイフ、選択肢がとても少なかったです。
- 枝を固定するもの
リピートタイや結束バンド または ビニールテープ
くっつけた枝が離れなければ良い。
リピートタイを使っても、外してまた使うことはあまりないかも?
うちでは、剪定の時にビニールテープを沢山買っていたので、ビニールテープを使用。
- 乾燥を防ぐ薬剤(?)
木の皮を剥ぐので、むき出しになった所が乾燥してしまわない様にします。
剪定の時は殺菌剤の入った木工用ボンド(バッチレートなど)を使いますが、接ぎ木の時は少し違ったペースト状の、カルスメイトというもの。基本成分はやはり木工用ボンドと似たようなものです。結構どこでも買えますが、チューブタイプの物は100ml のものと150mlのものがあるので、値段を比べる時には要注意!農家御用達?の田舎の独り勝ち組織よりも大手ECサイトが断然安かった!
雨が入るのは良くないそうなので、晴れた日に初ジョイント、してみました。
私の目線より高い位置でジョイントなので、足台置いたりしている時間的余裕があまり無かった為、夫にやってもらうことになりました。
カンナをかけて、微調整はナイフで。
枝の中と皮の間にある形成層と呼ばれる緑色の部分を、上下の枝で合わせます。
全部の形成層を合わせるのは無理でも、できるだけ長く。
ここ!という場所で固定。
ビニールテープを巻く時は、上に出ている芽はちゃんと出すように気を付けて。
巻いたビニールテープの上からさらにカルスメイトをべったべった、と。
動きにくい様に、線ごとテープで巻きました。
風などで揺れてパカッと外れてしまわないように。
次の冬、剪定の時にテープをはがします。
上手く枝同士の形成層がくっついていれば、成功です。
これを、植えた苗木全部にやる予定です。
長さが足りないものが多いので、すぐに全部は無理ですが。